WATANABEファクトリー
メカニックの思い

「惚れ込んだクルマに乗り続けたい、
そんな願いを叶えたい」

世界で一番美しいと称賛されたジャガーEタイプ、独創的なメカニズムとデザインで宇宙船と呼ばれたシトロエンDSなど、自動車史に燦然と輝く名車が整備真っ只中、あるいは待ち状態になっているワタナベファクトリー。シニアメカニックの杉本浩作氏は、この道46年のベテランだ。とりわけオールドジャガー、オールドシトロエン、オールドマセラティに関しては、困ったら杉本のところに行け、という業界の習わしみたいなものがあるようで、遠方からも修理依頼が舞い込んでくる。いわば、直らないクルマの駆け込み寺だ。

「長くこの仕事をやっていれば、どこが悪いかだいたい検討がつきますよね。最近のクルマはコンピューター診断機を使って不具合の箇所を見つけますが、クラシックカーはそうはいかない。まず医者の触診みたいに、耳を澄ませながら、探っていくんです。部品ひとつ外すにも、優しく慎重に。古いものだから雑にやると壊れるからね。なので熱を加えたり、潤滑油を差したりして少しずつゆっくりと、そーっと取り外すんです」

買い換えが効かず、次代に遺したい貴重なクラシックカー。もし修理が思い通りに進まなくても、すぐにあきらめることはないという。どうすれば直せるか、徹底的に考え、部品が仕入先にもなければ自ら作りあげる。「惚れ込んだクルマにずっと乗り続けたいというお客様の願いを叶えてあげたいですからね。修理をするというより、面倒をみるという感じです。もちろんプレッシャーはありますけど」という杉本氏は、そもそもなぜ輸入車のメカニックを志したのか。 「そりゃ、クルマが好き、輸入車が好きだからですよ。といっても1970年代当時、輸入車は高嶺の花。ジャガーとなると雲上のブランド。20歳そこそこの私が買えるわけがない。でも整備なら輸入車に触れ合える。それも毎日。で、ここの門を叩くわけです」

当時の屋号は渡辺自動車商会。新車販売でもその名は広く知れ渡っていた。若き頃の杉本氏が初めてサービス工場を見学したとき、胸が高鳴ったという。 「いろいろな輸入車、それもロールスロイスやフェラーリが分解されていて、エンジンやミッションのオーバーホールのような重整備も、当たり前のようにやっているんです。凄い。こんな経験、ほかではできないって直感したんです。お客さんもそれなりの方ばかりですから、礼儀も含めて先輩たちから輸入車のイロハを叩き込まれました」

昔のクルマはデザインだけでなくメカニズムもメーカーごとに個性があり、例えばシトロエンの足回りは創意工夫に溢れ、それが得も言われぬ乗り心地に表れる。ただ、クルマは日進月歩。やがてハイテク化が進み、整備の方法も変わっていく。

「さっきも少し触れましたけど、最近のクルマはコンピューター診断機をつなげれば不具合の箇所がわかるようになっていますが、それでも直せるかどうかはメカニックの経験と腕がものをいうんです。部品をただ交換するだけじゃなくて、少しでも費用を抑えたいとか、オリジナルの部品を維持させたいとか、お客さんの要望はいろいろ。部品を分解して、オーバーホールすることだってある。私の世代は、そういうことが数多く経験できた最後の世代のメカニックだと思うんです。いいとか悪いとかじゃなくて、私はそういう経験を生かしてクルマを直していきたいんですよ」

依頼された修理が終わっても杉本氏は、それだけで満足しない。頼まれてもいないところをキレイにして、他にも見落としはないか念には念を入れてチェックする。他のメカニックたちは、そんな杉本氏の整備に対する考えを理解し、スパナを握る。
「彼らは、比較的新しいクルマの整備にあたっていますが、お客さんに寄り添った親身な対応という心構えは変わりませんよ
クラシックカーに精通するショップが少なくなる中、「初心者も大歓迎」というワタナベファクトリーの存在感は高まるばかりだ。

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